屋久杉の謎にせまる

ゴールデンウイークの屋久島のお話し、昨日までで
半分弱が終わったのですが、今日からが本題です(笑)

屋久島といえばやはり緑に覆われた島、そして杉が
有名です。後半は、この緑の自然を中心に、屋久島を
紹介していきます。

まず今日は、屋久島を代表する杉のひとつ、紀元杉から。
標高1200メートルの林道沿いにあり、車での
アクセスも可能な場所にあります。
20150827_1
先端は枯れてしまって痛々しい姿になってしまって
いますが、高さ20メートル、幹回り8メートル、
樹齢3000年の杉の巨木です。樹齢1000年を超える
杉を「屋久杉」と呼ぶので、紀元杉は屋久杉です。
(一方、樹齢が1000年に満たない杉は、「小杉」と
呼んで区別されています。)

紀元杉を後ろに回り込んで見てみると…。
20150827_2
正面とは全く違う、巨木にふさわしい迫力を感じます。
紀元杉の幹から、杉以外の様々な植物の枝も伸びて
いますが、この「着生」が屋久杉の1つ目の特徴です。

屋久杉の2つめの特徴は切株更新です。切株の上に
新しい杉の木が成長します。ヤクスギランドでみかけた
切株更新された杉です。
20150827_3
左はかなり大きな切り株で、何本もの杉が切り株の上に
育っています。右は、切り株の上にちょうど同じ太さの
杉の木が2本育っていて、「双子杉」と呼ばれています。

切株更新が起こる原理は…?
通常数百年の寿命の杉の木が屋久島で長寿な理由は…?

千尋の滝でも登場しましたが、屋久島は養分の少ない
花崗岩の岩盤でおおわれています。なので幹の成長が
非常に遅く、年輪が詰まった状態になります。
このため、樹脂が多くて腐りにくいのが、屋久杉の
3つ目の特徴です。左上が、実際の屋久杉の年輪です。
かつて、年貢の代わりに屋久杉を切って平木にして
納めていた時代がありました、平木に適した木は年輪の
そろった木のみで、切ってみて適さない木はそのまま
放置されてきました。しかし、そこは高温多湿な屋久島。
腐りにくい切り株は苔むし、苔におちた杉の種子が
発芽して、それが新たな木として育っていくわけです。
人為的な切り株だけでなく、自然に倒れてしまった木の
幹から新たな木が育つ場合もあり、「倒木更新」といいます。
20150827_4
最後の右下はおまけ。屋久島のおいしい水を使って
作られた芋焼酎です。島には2つの酒造会社があって、
それぞれ「三岳」、「屋久の島」という代表銘柄の
焼酎が生産されています。屋久島滞在中は、ずっと
この屋久島の焼酎をのみまくっていました(笑)

明日からは、実際に歩いて感じた屋久島の
大自然のお話しになります。

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