沖縄の世界遺産(2)

今夏の沖縄のお話し、昨日に引き続き、世界文化遺産
「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の紹介です。
今日紹介するのは、識名園、中城城跡、斎場御嶽、
玉陵の4ヶ所です。

まずは、那覇市(首里城の南)にある識名園から。
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中国からの使者(冊封使)をもてなす迎賓館として
作られた庭園で、中国様式と琉球の様式が調和して
います。使者に琉球の国土を狭くみせないために、
園内から海が見えないような工夫が施されています。

次に、北中城村にある、中城(なかぐすく)城跡です。
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三重に石の城壁がそそりたっています。島の東西を
見下ろす高台にたっているので、太平洋も東シナ海も
どちらも見渡すことができます。天気が良ければ、
青い海を望む写真ものせたのですが、悪天候につきパス。

つづいて、本島南端の南城市にある、
斎場(せーふぁ)御嶽(うたき)です。三庫裡という、
大きな2枚岩がもたれかかかっているような、
独特の景観です。この自然に畏敬の念を感じずには
いらせず、拝所となったのでしょう。
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聞得大君が降臨したと伝わる場所で、岩の奥の
拝所からは、神聖な島として崇められている、
久高島をのぞむことができます。

左上は、斎場御嶽の三庫裡を別の角度から。
右上は、中城城の美しい城壁のラインです。
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下は、首里城のすぐ近くにある、玉陵(たまうどぅん)です。
国王の陵墓で、洗骨された後、琉球独特の骨壺に納められ、
この場所に葬られています。

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